むずむず脚症候群の漢方相談ビフォーアフターを紹介するコーナーです。
始めは単なる不眠だと思っていました。
夜寝入ってから2時間くらい経つと急に身体の中に虫が這っているような感じで全身がむず痒くなり、眠れなくなることが頻繁に起こるようになりました。一度症状が出ると何度寝返りをうっても落ち着かず、身体を起こして何か別のことに意識を集中しない限り症状は朝まで続きました。酷い時は眠る少し前から始まり、全く睡眠できずに出社することもありました。
睡眠専門のクリニックに行き、「むずむず脚症候群の可能性がある」と診断されたのですが、処方されたのは導眠剤だけでした。お薬だけですんなり眠れることもあったのですが、効かない時もあり、合間なく薬を増やして服用した翌朝には立てないくらいにふらつくこともありました。
S・Yさん(27歳)/男性
導眠剤を止めたいと思い漢方を始めました。
始めは不眠に効く漢方を出してもらっていたのですが、1ヶ月飲んでもさっぱりで正直続けようか迷いました。その後不眠に対する漢方薬ではなく、夜に起こる症状に対する原因を探ってもらい、体質を改善する漢方薬に変えてもらいました。
最初は前の漢方薬と同様に効いているのかそうでないのかはっきりしませんでした。飲んでいる間も症状が起こるので本当に辛い時期でした。何日か連続で症状が起こる時は会社を休むこともありました。辛抱強く2〜3ヶ月飲み続けたことで、飲み始める前は週に2〜3回起きていた夜の症状がふと気づくと段々減ってきていることが実感できました。それから数ヶ月のうちに症状はほとんど出なくなりました。
金銭的には決して安いものではありませんが、今でも同じ漢方を飲み続けています。以前ほどの重い症状ではないですが、稀に似たような症状が現れることもあります。それでも今は全く心配していません。
TEL:076-288-3721
住所:石川県河北郡津幡町加賀爪ヌ58-2